生まれ変わり


今日は少し不思議な話をします。

それは、おととい次男を連れて実家に行った時のことです。

私は実家の店で働いているのですが、その日は次男が保育園に行きたくないというので、仕方なく子連れ出勤をしました。

こどもがぐずって支度に時間がかかり、遅れての出勤でした。

「家にいったら、おじいちゃんにおはようっ挨拶するんだよ」と、実家に行く道すがら、次男に話していましたが、実家に着くと、おじいちゃんはもう店に出てしまった後でした。

「すぐ着替えるから待ってて」と言い、こどもをリビングに残し、私は別部屋で着替えました。

リビングに戻ると息子の姿はなく、声がするほうに行くと、おじさんの部屋に勝手に入ってソファーに寝転んでいました。

「お待たせ。じゃあ、店に行こう」と私が言うと、「チンする」と言いました。

おばあちゃんが2年前に亡くなっているので、実家にはお仏壇があります。

息子は、おりんに「チーン」とするのが好きです。

おばあちゃんに挨拶をするというより、この「チーン」という音が好きというか、楽器ではないんですが、叩きたくて「チン」しています。

「いいよ、おばあちゃんに挨拶するんだよ」と伝え、お線香をあげ、息子に、「チーン」をさせました。

すると、何度も「チーン」をしようとするので、「もうおしまい」とやめさせました。

今度は、「上にもあるよね」と言って、もう一つおじいちゃんの部屋の横にある仏壇にも「チン」をしたいと言い出しました。

「いいよ、上にも行こう」と言い、お線香をあげ、おりんを鳴らしました。

そして、店に出て、私は仕事をし、息子は事務所の机で、家から持ってきたしまじろうのワークをしていました。

でも、一人で机に向かっているのにすぐ飽きてしまい、「おかあさーん」としょっちゅう呼ぶようになりました。

同僚が息子に声をかけてくれ、しばらくすると仕事場の雰囲気に慣れて、店の中を探検し始めました。
納品してきた人と話したり、一人遊びをして、楽しく過ごしました。

そんなこんなで、午前の時間が過ぎ、お昼になりました。

私は、おじいちゃん達のお昼ごはんを作るため、息子と自宅に上がり、料理をはじめると、息子が不思議なことを言い始めました。

「おばあちゃんが、自分の体の中に入ってきた」と。

息子は、今までそんなことを言ったこともなく、私は少しびっくりしましたが、

「おばあちゃんはね、近くにいてね、見守ってくれているんだよ。」と話しました。

「ちょっと怖い」というので、「大丈夫だよ」と話すと、少し安心したのか、また違うことを話しました。

「おばあちゃんはね、赤ちゃんになって、うまれてくるんだよ。」と。

「そうか、今度は、どこのおうちに生まれてくるのかな?」と、私は返事をしました。

私は、平静を装って、あなたが感じていることはごく普通のことだよというような態度で話していましたが、内心は、なんだかすごいことを話し出したなとちょっとドキドキしていました。

そもそも、今まで、息子はこういう話をしたことはありませんでした。

こどもの中には、胎児の記憶を持っていて「おかあさんを選んで生まれてきたんだよ」という子がいると話には聞いたことがありましたが。

私も、以前、興味半分で「お母さんのおなかの中どおだった?」と、息子に聞いたことがあります。しかし、「暖かかった?おかあさんの声、聞こえてた?」などの質問に「うん」と私の誘導に合わせる感じでうなずくくらいで、自ら語るというのはありませんでした。

「おばあちゃんが赤ちゃんになって生まれてくる」とは、輪廻転生のことですよね。

もしかしたら、息子は、保育園の絵本で聞いたり、お盆などの行事でそんな話を聞いたのかもしれませんが、私自身は直接こどもにそんな話をしたことがないので、知識としてあったわけではないと思います。

単純に、感じたんだと思います。

不思議だと思いましたが、嬉しくも思いました。

もう2年も前に亡くなっている母が見守ってくれていることを感じられたからです。

母は認知症でした。

次男が生まれた頃にはもう認知症が始まっていて、買い物で卵を何パックも買ったり、徘徊して家になかなか帰らなかったり、仕事中の私に「ちょっと洗濯機が動かなくてを見てくれる?」と10分おきに電話をかけてきたこともありました。

なので、次男の名前もなかなか覚えられず、一緒に遊ぶということもあまりありませんでした。

次男が3歳の時に亡くなっているので、こどもの記憶にもあまり残っていないと思います。

もしかしたら、母は、次男とあまり関われなかったのが、心残りだったのかもしれません。

私自身は霊感が全くないし、あの世の存在もあるだろうけど、見たこともないのであまり信じていません。私にとって、今いる世界が現実であり、今世がすべて、死ぬまでがすべてだと思っています。

でも、母が見守ってくれているのは嬉しくて、ありがたいなと思いました。

そして、母の存在を教えてくれた息子にも、感謝だなあと思いました。

そんな、ちょっと不思議な出来事があったので、書きました。

人って、死んでも魂が残るんですね。

そう思うと、死ぬのも怖くないというか。

とはいえ、私はまだまだ生きますけどね!

まだまだ、こども達に絡みたいし、やりたいこといっぱいあるので(^^♪

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